大原孝治は社内会議を極力減らしている

あまり知られていない事実ですが、ドン・キホーテホールディングスの大原孝治は社内の会議の無駄を省くためにチャットなどのITツールを積極的に活用しています。

2005年からグループ内のIT部門を統括する子会社の代表取締役社長をしていた経歴もあることから、情報通信に関わる技術についての理解は深いようです。以前と比べると実際に社員が顔をそろえる社内会議は限りなく少なくなっているものの、取締役が常時接続しているチャットによってコミュニケーションや意見交換が可能であるため、効率が良くなったと言います。

大原孝治の具体的なチャット活用方法は、日頃の業務に関して考えていることを取締役全員に対して投げかけるスタイルです。社長からの問いかけには、多くの取締役からの意見が返されます。実際に顔を合わせて会議をしていた頃には、大原孝治が出した意見がそのまま通ることが多く、活発な議論が無いままに進められる会議に疑問を感じていたそうです。そして、会議に参加する人数分の資料をプリントアウトして用意することなどの事務方の手間も含めると、会議そのものの開催が無駄であるとの考えに至っています。さらにチャットを使用することによって日本全国で働いている全ての重要員に対して一斉にメッセージを伝えることが出来る可能性にも言及しており、もし今後のドン・キホーテホールディングスに全社員を巻き込んで議論するべき課題が発見された時には、役職などを飛び越えた大会議の開催があるかもしれません。